沓掛さんは2015年にアームズに入社。アシスタントプロデューサーとして活躍。プロダクションマネージャーとは年齢も近く、相談しやすい頼れる先輩です。
アシスタントプロデューサーとしての仕事の役割
アシスタントプロデューサーの主な役割は、下記のように考えています。
- プロダクションマネージャーとプロデューサーの両方の業務を担う人!
- プロダクションマネージャーとプロデューサーの架け橋!
- プロダクションマネージャーの相談相手!
- プロダクションマネージャーの近い将来像、お手本になる人!
アシスタントプロデューサーは、プロダクションマネージャー業務とプロデューサー業務の両方を担う存在だと思っています。先輩プロデューサーに学びつつプロデューサー業務をやりながら、今まで通りに別作品のプロダクションマネージャーとして仕事をすることも多いです。その上で、プロダクションマネージャーと年齢も近く、最近まで一緒に仕事をしていた仲なので、仕事の進め方をアドバイスしたり、一緒に仕事をしていなくても、相談相手になることもあります(先輩だけど友達みたいな感じなので!)。
また、プロダクションマネージャーにとっては、近い将来像なので、日頃から仕事に対する姿勢も見られていると思い、緊張感を持って過ごすよう心がけてます!
アシスタントプロデューサーから見て、プロダクションマネージャーとプロデューサーの違い
【 プロダクションマネージャーについて 】
チーフプロダクションマネージャーにお願いされた案件の進行管理をします(自分がやりたい案件につけてもらえることもあります)。最初のうちは、先輩プロダクションマネージャーやプロデューサーが満足する情報を集めたり、資料を作ったりと、スタッフや代理店が気持ちよく仕事を進められるように段取りをすることも大切だったりします。
【 プロデューサーについて 】
必要な情報をプロダクションマネージャーと調べたり、お客様と具体的な内容を調整したり、外部の方との関係づくりや予算交渉をしたりと業務が多岐に渡り、社外スタッフが気持ちよく円滑に仕事を進められるようにすることも大切になってきます。ほかにも、成績や作品の仕上がり等の結果重視になってくるので、プロデューサーはプロダクションマネージャーよりも責任の重さとプレッシャーがとにかく違います。
仕事をする上で大切にしていること
- 仕事終わりに美味しいビールが飲めるように、楽しく打ち上げに参加できるように、仕事を日々頑張る!
- 相手に求められていることを120%で返せるようにする心構え。
- 代理店・スタッフ・社員など一緒に仕事している人が、嫌な思いをしないように進行する。
- 電話やメッセージの返信は出来るだけ早く返す。
- 資料の誤字脱字をゼロにする。
- 上司の求めていることを察して動く。
- 困っている人がいたら相談に乗ったり、手を貸したりする。
印象に残った仕事、エピソード
【 1年目の商品撮影 】
撮影が深夜まで続き、気づいたら周りのスタッフもお客さんもほぼみんなが寝落ちていました。笑
結局徹夜で翌日の昼、次の撮影スタッフが来る直前にスタジオから撤収しました。新人すぎて何もわからなかったので焦りました・・・。
【 2年目のタレント撮影 】
大物タレント2人が共演するCMに関われたこと。初めてメインとして担当したタレント案件だったので、緊張しました。タレントのマネージャーさんや周りのスタッフ方に名前を覚えていただけたのが、とても嬉しかったです!
【 5年目の地方撮影 】
各地のユーザー宅まで出向いてインタビュー撮影する企画でした。
撮影時間は準備含めて2時間くらいだったので、遠方ではスタッフ達と美味しい食事をしたりお酒を飲んだり。仕事ですが旅行みたいで、ただただ楽しかったです。地方ロケの醍醐味ですね。
【 初めてプロデューサーとして参加したTV-CM案件 】
プロダクションマネージャーとは役割が違う。判断や選択を迫られた時、進行の舵を握っているのは自分なので、プロデューサーは凄いんだなと改めて実感しました。各方面からありがたいお叱りを沢山いただき反省ばかりですが、いい思い出です。
芸術系の大学を卒業していなくても映像業界で活躍できるか
はい!できます!
自分自身も全く芸術や映像系を学んでこなかったですが、特に問題なかったです。新入社員の時にはMacが使いこなせず苦労しましたが、仕事をしていく中で自然と覚えました。入社してから、勉強すれば十分です。
クリエイティブ職を将来目指している場合は、芸大の方が良いかもしれませんが、制作部は芸大である必要無いです。むしろ芸術と全く違うことを学んだり経験している方が、スタッフと会話するなかで、興味を持たれるかもしれないです。困った時に芸大コミュニティを駆使して解決していると、羨ましいと感じる時もありますが・・・。
どんな人と仕事がしたいか
コミュニケーションを積極的に取れる人。
当たり前のことですが、挨拶できる人は印象がいいです。沢山のスタッフと毎回知り合うので、人とコミュニケーションを取ることに苦手意識があると、この仕事は苦に感じてしまうと思います。一緒に働く仲間が困っていたときに積極的に声をかけて、時には手伝ったり、仲間を大切にできる人は、大体コミュニケーションも取れる人だなと思います。コミュニケーション取れる人はスタッフの評判も良いし一緒に仕事をしても楽しいです。
いろんなことを吸収しようとする人、好奇心のある人。
わからないことは積極的に調べたり聞いたり、新人の頃は何も仕事が振られない時間もできるので、そんなときにどう時間を使えるかが大切だと思います。自分のわからなかった用語を書き溜めて時間ができたら調べたり、PCの技術を向上させたり、どんな分野でもいいから仕事に活用できそうな知識を、常にアップデートできる人は、いつか絶対に役立つ時が来ると思うし、周りにも頼られます。
私自身、そうやって努力している人には力になってあげたい欲も自然と湧いてきます。
なんでも楽しめる人。
この仕事をしていると、辛い案件に遭遇するときもあります。時間がなくて体力的に辛い時や、要素が多すぎて準備が大変な時。スタッフがとにかく合わない時。それでも楽しみながら仕事をして、最終的には良い思い出に変換できる人は、仕事も続けられると思います。